市長の部屋

新年明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
私は令和5年の始まりに際し、今年一年の抱負を希望も込めて「和」の1文字で表現させていただきました。この「和」という文字には、「仲良く協力し合うこと」「気持ちがやわらぎ穏やかになること」また、「二つの物事が一つになること」といった様々な意味があります。
昨年は、世界の平和や秩序を揺るがす大きな出来事が数多く発生いたしました。特に、ロシアによるウクライナへの侵攻は、日本に住む私たちがこれまで享受してきた「平和」というものの意味やありがたさ、そして尊さをあらためて考えさせられる大きな契機となりました。
「平和」な世界の実現は、簡単なものではありませんが、私たちにできることは、今、世の中で起こっていることに関心を持ち、思いやりの心を持って他者と向き合っていくことではないでしょうか。
まずは自分の身の回りの人と「思いやりの和」を繋ぎ、少しずつ大きな輪にしていくことで、明るく平和な未来に近づけるのではないかと信じています。
本市では私が就任した当初から「甲斐市で育ち、甲斐市を育てる人づくり」を基本理念とする創甲斐教育に取り組んでおりますが、甲斐市の将来を担う子供たちには、平和で明るい世界の中で大きな夢を抱き、しっかりと前を向いて進んでいってもらいたいと思います。
私自身も、市民の皆様の安心で安全な暮らしを守り、後世にしっかりと繋げていくため、皆様としっかりと手を携えて市政に取り組んで参りたいと考えておりますので、なお一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとって、和やかで幸多き年となりますよう、心から祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
令和5年1月4日
甲斐市長 保坂 武