平成27年6月定例市議会

 本日ここに、6月定例市議会を開会するにあたり、議員各位におかれましては、ご多忙のところ、ご応招頂き、誠にありがとうございます。

 議案の説明に先立ちまして、このたび、山梨県市議会議長会より表彰状を授与されました樋泉明広議員、山本英俊議員、内藤久歳議員、藤原正夫議員、小浦宗光議員に、心よりお祝いを申し上げます。

 積年のご尽力に対しまして、敬意を表するとともに、今後におきましても、更なるご活躍をご期待申し上げる次第であります。

 さて、先日のチャレンジデーには、議員の皆様をはじめ、大勢の市民の皆様にご参加頂き、ありがとうございました。

 結果につきましては、参加率74.1%であり、昨年より1%ほど上回りましたが、対戦相手である愛知県碧南市は79.7%でありまして、約5%の差で惜しくも勝利することができませんでした。

 そのため、ルールに従い翌日から1週間、碧南市の市旗を本庁舎に掲げたところであります。

 甲斐市としても50%を超える参加率ということで、「金賞」を受賞いたしましたので、ご報告するとともに改めて、多くの皆様のご協力に心から感謝申し上げます。

 去る、4月25日にネパールで発生しましたマグ二チュード7.8の地震では死者が近隣国を合わせて8千人を超えるなど、大きな被害を受けております。

 亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い復興を望むものであります。

 日本国内におきましても地震や火山活動が起こっており、先月29日には鹿児島県の口永良部島で爆発的噴火が発生いたしました。続いて30日には小笠原諸島西方沖を震源とするマグニチュード8.5の地震があり、山梨県内でも震度4を記録する地域がございました。

 また、山梨県の周辺でも神奈川県箱根町や長野県と群馬県の県境にある浅間山などで火山活動が活発な状態となっております。

 現地では現在でも有感地震が続くなどの状況が続いております。

 改めて私たちの住む日本列島は火山大国、地震大国であることを再認識するとともに、甲斐市においても、富士山の噴火や東海地震、南海トラフ地震による被害が想定されることから、市民の生命と暮らしを守るための施策の充実に、より努めて参りたいと思うところであります。

 さて、国内の景気についてでありますが、先月の内閣府の月例経済報告では、企業部門に改善がみられるなど緩やかな回復基調が続いているとの分析が出ております。

 また、厚生労働省は4月の実質賃金の指数が2年ぶりに上昇したと発表いたしました。

 山梨県内においても、県中小企業団体中央会がまとめた4月の景気動向の判断指数を12ポイント改善したとの新聞報道がありました。

 本市におきましても来月にはスーパープレミアム付き商品券を発行いたします。この事業が少しでも市民の皆様の生活支援に役立つとともに地域経済の活性化に寄与することを願っております。

 一方、地方創生関連の先行型事業につきましては、甲斐市人口ビジョン・甲斐市総合戦略策定に向けて、現在関連するアンケート調査を実施しているところであります。

 また、移住定住・二地域居住促進事業につきましては、今月6日に東京都杉並区を拠点として、魅力情報発信事業運営業務がスタートいたしました。

 今後、首都圏のマルシェや朝市に出店するなどして特産品のPRを行うとともに、山梨暮らし支援センターと連携して甲斐市への定住化の促進に取り組んで参ります。

 次に甲斐市パーソナルサポートセンター事業でありますが、生活困窮者等へ企業・家庭等から提供を受けた食品等を活用した生活支援を実施するため設置したもので、生活保護に至る前のセーフティネット対策の強化、ボランティアの養成及び食品リサイクルに向けた取り組みを展開するものであり、現在、社会福祉協議会に業務を委託し、進めているところであります。

 次に地域防災連携事業であります。

 防災メール配信システム導入事業につきましては、災害時に消防団や職員を招集する際、一斉送信メールを送ることが可能なシステムの導入であります。

 現在システムの構築中であり、年度内に運用が図れるよう取り組んでおります。

 さて、耕作放棄地解消に向けて、また、地域活性化と特産品のブランド化を目指して赤坂台地区において取り組んでいる、トマト、さつまいも作りも順調に進んでいるところであります。 そのさつまいもを使った焼酎「大弐」の販売もこの春で3年目となり、今年も好評を頂いているところであります。 特に、先日この焼酎「大弐」が2015年春季全国酒類コンクールの本格焼酎・芋焼酎部門において昨年に引き続き、2年連続で3位入賞を果たしました。

 また、新たに一升瓶の商品も販売する予定であり、こちらも多くの市民の皆様にご賞味いただけたらと思うところであります。

 今後もこの「大弐」を甲斐市の新たなブランドとして広くPRしていきたいと考えております。

 それでは、今定例市議会に提案致しました報告議案及び一般議案につきまして、概要をご説明申し上げます。なお、詳細につきましては、それぞれ担当部長から説明を致しますので、よろしくお願い申し上げます。

 はじめに、報告議案についてであります。

 報告第2号、「平成26年度甲斐市一般会計繰越明許費 繰越計算書の報告の件」につきましては、地方創生事業など8件の繰越明許費の報告であります。

 報告第3号、「平成26年度 甲斐市下水道事業特別会計 繰越明許費 繰越計算書の報告の件」につきましては下水道事業特別会計の繰越明許費の報告であります。

 報告第4号、「平成26年度 甲斐市水道事業会計予算 繰越計算書の報告の件」につきましては水道事業予算の繰越の報告であります。

 承認第1号、第2号、第3号の「専決処分の承認を求める件」につきましては、それぞれ関係する法律等の一部を改正する法令が公布されたことに伴い、所要の改正を行うため、専決処分したので、その承認を求めるものであります。

 続きまして、一般議案についてであります。

 議案第45号、「甲府地区 広域行政事務組合 規約の変更の協議の件」につきましては、地方自治法の規定により議会の議決を必要とするものであります。

 議案第46号、「甲斐市暴力団排除条例の制定の件」につきましては、市民の安全で平穏な生活を確保し、市における社会経済活動の健全な発展に寄与するため、暴力団の排除について、基本理念を定めるとともに、暴力団の排除に関する施策等の、必要な規定を定めるものであります。

 議案第47号、「甲斐市介護保険条例の一部改正の件」につきましては、介護保険法の改正により、低所得者の保険料軽減を行うため、保険料率を規定する必要があるので、所要の改正を行うものであります。

 議案第48号、「平成27年度甲斐市一般会計補正予算(第1号)」につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ、5千396万5千円の追加補正をお願いするものであります。

 歳入につきましては、安心こども基金事業費補助金などの増額、財政調整基金繰入金などを増額するものであります。

 歳出につきましては、自治振興事業、民間保育所整備事業、バイオマス産業都市推進事業、などを増額するものであります。  

 議案第49号、「市道路線認定の件」につきましては、新たに9本の市道路線を認定するため、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。

 以上、提出議案等について、ご説明申し上げましたが、何卒、慎重審議の上、原案のとおりご承認、ご可決くださいますようよろしくお願い申し上げます。  

平成27年6月16日  

甲斐市長 保坂 武

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〒400-0192
山梨県甲斐市篠原2610
電話:055-267-7223

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更新日:2019年04月01日

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