自動運転の実証運行がスタートします!

全ての市民が健康で豊かな人生を送るための移動手段を確保するため、自動運転EVバスを活用して自動運転の実証実験を行います。

自動運転車両イメージ

自動運転とは

運転操作に関わる認知・判断・操作をシステムがドライバーの代わりに行うことを「自動運転」といいます。

国は、2027年までに100か所以上でレベル4自動運転を実現することを目指しています。

自動運転のレベル分け

実証実験の概要

市民の皆様にもご乗車いただく一般運行に先がけ、技術面、安全面の確認を行う試験運行を令和7年3月下旬に実施します。なお、一般運行の運行期間や乗車方法等の詳細は、試験運行の結果等を考慮し、決まり次第お知らせします。

1 実証運行期間

(1)試験運行 令和7年3月下旬

(2)一般運行 令和7年4月以降

2 運行ルート

甲斐市民バス山梨大学医学部附属病院線の一部区間

(1)試験走行 JR竜王駅南口から甲斐市役所竜王庁舎

(2)一般運行 山梨交通敷島営業所から甲斐市役所竜王庁舎

3 自動運転レベル

レベル2(運転手が乗車し、必要に応じて手動で運転します)

4 自動運転車両

車両:E-City L6 (アルファバス製)

定員:13名(乗務員1名を含む)

寸法:全長6.09m×全幅2.08m×車高2.98m

最高速度:40km/h(自動運転時)

5 その他

・試験運行中はご乗車いただけません。

実証実験の背景と目的

背景

1 公共交通需要の将来的な高まり

山梨県及び甲斐市の自家用車依存率は高く、将来人口の減少や少子高齢化の進行が見込まれることから、公共交通の需要が将来的に高まることが予想されます。

2 公共交通交通の維持

甲斐市民バスの利用者数は近年増加傾向にありますが、運転手不足や燃料費高騰等の影響を受けて運行経費も上昇傾向にあり、将来に渡り公共交通を維持することが困難になると予想されます。

3 市民ニーズへの対応

「第2次甲斐市総合計画後期基本計画」策定に関する市民アンケートでは、「公共交通の利用促進」は重要度が高いにも関わらず、市民の満足度が低い施策となりました。

目的

1 相互補完・連携型公共交通ネットワークの構築

甲斐市の公共交通は、東西の移動を鉄道及び路線バス、南北の移動を甲斐市民バスが担っていますが、予約制乗合型公共交通であるAIオンデマンド交通「かいのり」がそれらを補完する「相互補完・連携型公共交通ネットワーク」の構築を目指しています。

北部地域の乗継拠点である「山梨交通敷島営業所」、市街地の乗継拠点である「JR竜王駅」、県内最大規模の商業施設である「イオンモール甲府昭和」、県内医療の拠点である「山梨大学医学部附属病院」を結ぶ甲斐市民バス山梨大学医学部附属病院線(以下、医大線)を自動運転化することで、都市の回遊性の向上を図ります。

2 省力化・省人化による効率的で持続可能な公共交通の実現

自動運転技術(高性能LiDAR等)の活用による運転手や運行管理者の「省力化」、複数台の遠隔監視や完全自動運転による「省人化」を図ることで運行経費を低減させ、効率的で持続可能な公共交通の運用体制の構築を目指します。

3 交通分野のデジタル化・脱炭素化の推進

市民ニーズやライフスタイルが多様化し加速度的に変化する現代において、車載センサーや遠隔監視等デジタル技術の活用を前提とした自動運転の技術開発や実証を推進し、安全の保証されたレベル4自動運転移動サービスの早期実現を目指します。

また、甲斐市は脱炭素先行地域に選定されていることから車両のEV化を推進し、エネルギー効率が良く環境負荷の低い交通体系の構築を目指します。

この記事に関するお問い合わせ先

都市計画課 まちづくり推進係

〒400-0192
山梨県甲斐市篠原2610
電話:055-278-1669

更新日:2025年03月19日

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