甲斐市地域おこし協力隊活動報告(1月)
1月7日(月曜日) サツマイモほ場実験報告
あけましておめでとうございます。地域おこし協力隊の岡崎です。
年も変わりまして、私が甲斐市に移住をしてから早2年が経とうとしております。 農業を生業として定住していけるよう今年を大切に過ごしてまいりたいと改めて感じました。
さて、昨年は様々な栽培方法を試すために実験用ほ場としてサツマイモ(黄金千貫)を栽培していました。 なるべく手間がかからず収量を大きくするにはどうするとより良いか様々な方法を試していました。 中には放任しすぎて畝間に雑草がいっぱいになってしまった箇所もありましたが、 ひとつ気になる結果がございましたので共有をさせていただきます。
現在私たちは植間(苗と苗の間の距離)を30cmにして植えておりましたが、 この植間をより広くした場合、またより狭くした場合はどう収量に変化があるか試してみました。
黄金千貫は焼酎用に用いるサツマイモなので、できるだけ大きくしていく方が良いとされています。 今回の実験ほ場では植間3cmの場合、平均して1.3kg/苗の収量がございました。 一方で、植間15cmの場合は平均0.4kg/苗、植間4cmでは平均2.0kg/苗の収量がございました。 ※サンプル数が少ないのであくまでも参考ではございます。
これを仮に1列30mの畝20列作り植間を変えて作った場合、単純計算ではありますが、 植間40cmが一番多くの収量が取れることがわかりました。

あくまでも参考程度ではございますが、今まで固定しているやり方を少し変えてみると より良い結果に繋がることもあるかもしれないなと感じる今回の実験でした。
1月22日(火曜日) 有機農業特別講座
こんにちは。地域おこし協力隊の岡崎です。
農業を始めるからには有機でやりたい!と考えていたものの、実際に個人でお借りしている畑でやってみると 害虫にやられてしまったり、収量が少なかったり、作業量が増えてしまったりとなかなか難しさを感じます。
サツマイモほ場でも何か役立つ情報はないかと思い、 本日は農業大学校で開催された有機農業特別講座に参加させてもらいました。
今回のお話では裸地から森に移りゆく自然の流れについて興味深く感じました。 何もない状態の裸地ではやがて苔が生え、枯れれば土となり、そして新たな植物が育ち、 木が生え、私たちが何かすることもなく自然とそこは森になっていく。 その大きな流れの中で人間が手を入れ、自然の流れとうまく付き合いながら作物を育てる。 そのために、畑で見られる小さな変化を敏感に感じ取ることが何より大切だと感じさせられました。
私たちのサツマイモほ場でも土や作物から何か発信をしていないか改めて注視していきたいと思います。
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更新日:2019年04月01日