南極って、どんなところ?(まちできweb版 2015年8月16日)

「南極にはペンギンがいるけど、北極にはいない」、「北極に白くまがいるけど、南極にはいない」、「南極は陸地が氷で覆われているけど、北極は氷が海に浮んでいる」

南極ってどんなところなの?と不思議な南極の世界に迫る講演会「南極って、どんなところ?」が竜王図書館で行われました。

講師の山梨大学生命環境学部の小林准教授がアデリーペンギンの写真を紹介し説明している写真

講師は山梨大学生命環境学部准教授の小林拓(ひろし)さん。

小林さんは「南極地域観測隊」の越冬隊と夏隊にそれぞれ参加した経歴があります。

小林さんが並んだ2つの容器に水を注いでいる写真

容器の中で南極の氷が解けた場合と北極の氷が解けた場合を実験してみます。

スクリーンに氷の厚さについての質問が映され、多くの聴衆が手を挙げている写真

「南極の氷の厚さはどのくらいか?」

正解は3の富士山。平均2,450メートルで最大4,000メートルだそうです。クイズを交えながら、南極の謎を解き明かしてくれます。

参加した母親と2人の女の子がコップに入った氷を触っている写真

実際に南極の氷を触ってみます。

細かい空気の泡が入っているので、色が真っ白。耳を近づけるとプチプチと音がします。

小林さんがレーザーポインタと霧吹きを持って解説している写真

これは「散乱」の実験。レーザー光線に霧吹きをかけると光の筋が見ることができます。

「南極では風邪をひかない」⇒原因となるウィルスが全くいないから

「南極では息を吐いても白くならない」⇒水蒸気内の粒子が少ないから、などのトリビアを披露します。

参加した男の子がマイクを持って質問をしている写真

最後に参加者からの質問が。

「オーロラに音はありますか?」、「南極で怖かったことは?」、「南極はどこの国なの?」といった質問が出されました。

遠くて不思議な南極の世界をいろいろと知ることができた講演会でした。

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更新日:2019年04月01日

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