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麻しん(はしか)に注意しましょう
いま国内では、麻しんの報告数が前年より増えており、注意が必要な状況です。接種歴の確認、症状がある際の適切な受診、海外渡航前後の注意が重要です。
いま何が起きているか
- 世界では2023年以降、麻しんの報告数が増えており、海外から日本に麻しんウイルスが持ち込まれるリスクが高まっています。国内でも、2026年4月15日時点で299例の報告があり、前年同時期(2025年4月16日時点で78例)の約3.8倍に増加しています。
- 国内の患者は10-20代を中心にみられ、家庭、医療機関、学校、施設などでの感染も確認されています。通勤、通学、移動などで公共交通機関や施設を利用していた例もあり、人が集まる場所で感染が広がる可能性にも注意が必要です。
- 10-20代の患者では、2回のワクチン接種が済んでいない方や接種歴不明の方が約半数を占めていました。麻しん含有ワクチンを2回接種することは、発症や重症化のリスクを下げる最も重要な予防策です。
なぜ注意が必要か
- 麻しんは感染力が極めて強い感染症です。免疫のない方がウイルスに曝露(ウイルスを吸い込むなど)すると90%以上が発症し、肺炎や脳炎などで重症化することもあります。症状が典型的でない場合には、診断までに時間がかかり、その間に拡げるおそれがあります。
- 現在の接種率や抗体保有状況からみて、今後さらに感染が広がることや、重症の患者が出ることも懸念されます。特に多くの人と接する機会がある環境下では注意が必要です。
皆さまにお願いしたいこと
- まず、母子健康手帳などで、ご自身やお子さんの麻しん含有ワクチンの接種歴をご確認ください。2回の接種記録が確認できない場合は、必要に応じて医療機関にご相談ください。
- 麻しんの流行がみられる国や地域へ渡航する方は、その前に、接種歴を確認することが大切です。接種歴が不明な場合や、2回接種していない場合は、渡航前の接種を検討してください。
- 発熱、発疹、せき、鼻水、結膜充血など、麻しんが疑われる症状がある場合は、事前に医療機関へ連絡したうえで受診し、渡航歴や接触歴があればお伝えください。
(引用文献)
●国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト
https://id-info.jihs.go.jp/relevant-information/measles/20260420-about-situation/index.html<外部リンク>
麻しん(はしか)とは
麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染すると一生免疫が持続すると言われています。
主な症状
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水、目の充血といった風邪のような症状が現れ2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発しんが出現します。
肺炎、中耳炎を合併しやすく、1,000人に1人程度の割合で脳炎が発症します。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
感染経路
空気感染、飛まつ感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染し、その感染力は非常に強いと言われています。
周囲への感染可能期間は、発症日の1日前から解熱後3日間を経過するまでの期間で、発症前から感染力があります。
治療方法
基本的には、発熱に対する解熱剤など症状に応じた治療を行います。
予防と対策
手洗いやマスクだけでは、麻しんを予防することはできません。
最も有効な予防法は、麻しん含有ワクチンの接種です。
ワクチンを接種することで、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができ、2回の接種を受けることでより強い免疫にするとともに、1回の接種では抗体が充分に産生されなかった方の多くにも免疫をつけることができます。
2回接種によって、体に免疫の備えができていると、ウイルスを早期に抑えこむことで、発症を防いだり(発症予防)、麻しんにかかったとしても症状が軽く、発熱等の症状の強さ、肺炎や脳炎といった重い合併症のリスクを下げたり(重症化予防)することが知られています。
さらに、周囲の方へ感染を広げてしまうリスクも下げることができます。
このような理由から、ワクチンを確実に2回接種することが非常に重要です。
【関連資料・引用文献】
●厚生労働省ホームページ 麻しん(はしか)
●山梨感染症ポータルサイトhttps://www.pref.yamanashi.jp/kansensho/55791366442.html<外部リンク>


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