上手に利用しましょう!ジェネリック医薬品
甲斐市の国民健康保険の運営状況は、高齢化や医療技術の高度化などにより、医療費が年々増加傾向にあります。
このため、市では医療費の自己負担額の軽減や国民健康保険財政の健全化にもつながるジェネリック医薬品(後発医薬品)の普及・促進に取り組んでいます。
また、後期高齢者医療保険においても、ジェネリック医薬品の使用促進を行っています。
ジェネリック医薬品のお問い合わせ(Q&A)
Q ジェネリック医薬品ってなに?
A 新薬(先発医薬品)の特許が切れた後に販売される医薬品のことで、先発医薬品と同じ有効成分、同じ効能・効果を持つ後発医薬品です。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)が新薬(先発医薬品)と同じ品質、効能・効果、安全性を持っているか国が審査し、承認していますので安心して服用することができます。
Q なぜ安いのですか?
A 新薬(先発医薬品)の開発には多額の費用が必要といわれていて、開発費等にかかるコストが薬の費用に反映されています。一方、ジェネリック医薬品(後発医薬品)は有効性や安全性が既に確認されている有効成分を利用するため、開発期間やコストを大幅に抑えられることにより、新薬(先発医薬品)より価格を安く設定することができます。
ただし、薬自体の単価は下がっても、自己負担額が新薬(先発医薬品)とあまり変わらない場合もありますので、自己負担額についてはかかりつけの医師や薬剤師に相談してください。
Q どんな種類がありますか?
A 高血圧や高脂血症、糖尿病、花粉症など、さまざまな病気や症状に対応するジェネリック医薬品(後発医薬品)が出ています。一つの新薬(先発医薬品)に対し、複数のジェネリック医薬品(後発医薬品)が出ていることもあります。
Q どうすれば利用できますか?
A ジェネリック医薬品は、医師による処方が必要な医薬品です。ジェネリック医薬品への変更を希望される場合は、まずはかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
ただし、すべての新薬(先発医薬品)に対して、ジェネリック医薬品(後発医薬品)があるわけではありません。
ジェネリック医薬品を希望する際の留意点
・医薬品によっては新薬(先発医薬品)しかない場合もありますのでご理解ください。また、医師の判断によりジェネリック医薬品(後発医薬品)への変更ができない場合もあります。
・個人によって効き目や副作用など異なる場合があります。また、治療内容や体質によってはジェネリック医薬品(後発医薬品)に変更できない場合があったり、他の医薬品の飲み合わせが変わってくる場合もあります。診察を受けている医師や歯科医師、調剤をしてもらう薬剤師に十分相談したうえで切り替えてください。
・ひとつの新薬(先発医薬品)に対して、ジェネリック医薬品(後発医薬品)は複数あるため、削減できる自己負担額には幅があります。ジェネリック医薬品(後発医薬品)に変更しても、薬代の差額があまり変わらないことがあります。
ジェネリック医薬品差額通知書をお送りします
甲斐市では医療費適正化事業の一環として、ジェネリック医薬品へ切り替えることで医薬品の負担額がある程度低くなる人に対して、先発医薬品からジェネリック医薬品へ切り替えた場合の差額等をお知らせするため、「ジェネリック医薬品に関するお知らせ」を送付します。
差額通知が届いた方は、ジェネリック医薬品使用の参考にしてください。
このお知らせはジェネリック医薬品への変更を強要するものではありません。
各偶数月の年6回、送付します。
通知発送月 | 4月下旬 | 6月下旬 | 8月下旬 | 10月下旬 | 12月下旬 | 2月下旬 |
調剤月 | 1月調剤分 | 3月調剤分 | 5月調剤分 | 7月調剤分 | 9月調剤分 | 11月調剤分 |
ジェネリック医薬品希望シールをご活用ください
甲斐市では、ジェネリック医薬品をもっと手軽に利用していただくために、ジェネリック医薬品希望の意思表示ができる、やはたいぬ版の「ジェネリック医薬品希望シール」を用意しています。保険証更新時に同封したり、保険課窓口で配布していますので、保険証やおくすり手帳に貼ってご活用ください。
ジェネリック医薬品のお問い合わせ先と関連情報先
ジェネリック医薬品の品質、有効性、安全性等に関するお問い合わせ
独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」くすり相談窓口
医薬品相談 電話 03-3506-9457
受付時間 月曜~金曜(祝日・年末年始を除く)9時から17時
この記事に関するお問い合わせ先
〒400-0192
山梨県甲斐市篠原2610
電話:055-278-1665
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更新日:2022年10月19日