3歳児健診に目の屈折検査を導入します

更新日:2024年09月11日

令和6年10月から、3歳児健診において、従来の視力検査に加え、目の屈折検査を実施します。

屈折検査はなぜ必要?

視覚は6~8歳くらいでほぼ完成します。6~8歳くらいまでに正しく発達しなければ、弱視(めがねやコンタクトをしても視力が十分でないこと)になってしまいます。弱視や斜視(片目の視線がずれていること)は早期発見、早期治療がとても大切です。しかし乳幼児は見えにくさを自覚していないことが多く、家族も気づきません。屈折検査は弱視、斜視、眼疾患の早期発見に役立ちます。市では、3歳児健診時に実施し、お子様の視力異常の早期発見を行います。

※ご家庭での検査用指標を用いた検査と併用することで、より正確な検査結果を得ることができますので、3歳児健診の案内通知に同封された指標を用いて必ず実施してください。

屈折検査とは?

目のピントが合うために必要な度数(屈折)を調べる検査です。屈折は、正視・近視・遠視・乱視に分かれます。視力検査と屈折検査を併せて実施することで視力の発達を妨げる原因がわかることがあります。健診で使用している機器では、角度の大きな斜視も調べることができます。(角度の小さな斜視や、間欠性斜視は調べることができません)

※器械での測定にはある程度誤差や限界があることをご理解ください。

 

検査の方法は?

検査はとても簡単で、お子様はお母さんに抱っこされた状態のまま、カメラで写真を撮られる感覚で検査できます。1分もかからずに完了します。

屈折検査で異常を指摘された場合

眼科受診をして精密検査を受けましょう。精密検査では視力・屈折・眼位・角膜・水晶体・眼底などに異常がないかを調べます。子どもの目の病気は本人が不自由を訴えないことが多く、治療が手遅れになってしまう恐れがあります。見え方に問題がないようでも、必ず眼科に受診しましょう。

3歳児健診で屈折検査を実施していない方へ

本機器を導入する前に3歳児健診を受けられた4歳未満のお子様は、検査を予約制で実施していますので、健康増進課までご相談ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康増進課 母子保健係

〒400-0192
山梨県甲斐市篠原2610
電話:055-278-1694