狐塚2号墳

赤坂台古墳群の中で保存されている古墳のうちの一つです。
昭和60年(1985)の試掘調査によると、直径約13メートル、高さ3メートルの円墳で、墳丘端には幅1~3メートル、深さ10~40センチメートルの周溝を巡らせていることがわかりました。主体部には、南に開口する横穴式石室を有しています。石室の規模は長さ約6.4メートル、幅1.3メートル、高さ約1.7メートルとなっています。
赤坂古墳群の築造年代は、昭和52年(1977)、県教育委員会で発掘調査した二ツ塚古墳、竜王2号墳、竜王3号墳などの調査結果によって、ほぼ7世紀代に築造されたと判明しています。その中心は7世紀中ごろから後半の時代と推定されます。この古墳群の多くは無袖形横穴式石室が分布していますが、狐塚2号墳は両袖形横穴式石室が用いられるなど、他の古墳と異なった特色をみせる貴重な遺跡です。
(昭和58年5月6日市指定 史跡)
所在地
甲斐市竜王794-13(私有地)
この記事に関するお問い合わせ先
生涯学習文化課 文化財係
〒400-0192
山梨県甲斐市篠原2610
電話:055-278-1697
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更新日:2022年07月06日