信玄堤絵図

信玄堤は永禄3年(1560)頃までに完成した堤防で、当初は「竜王の川除」などといわれていました。信玄堤を含めた釜無川・御勅使川の治水工事は江戸時代には甲州流治水として規範とされていました。
本図は信玄堤の模様を示す見取図で、文政7年(1824)当時の規模を記録するために作成された絵図です。和紙4枚を継いで用い、描法は要領よく現地の地形を表しています。全体に濃墨線の中に淡彩を施して立体感を表現しており、描写は絵画性に富んでいます。
明治時代中期以降の大改修により堤防の形態も変わってますが、江戸時代後期の信玄堤の状態が判明する貴重な歴史資料です。
現在は山梨県立博物館に寄託されています。
(平成2年12月5日市指定 (歴史資料))
所在地
笛吹市御坂町成田1501-1(山梨県立博物館)
この記事に関するお問い合わせ先
生涯学習文化課 文化財係
〒400-0192
山梨県甲斐市篠原2610
電話:055-278-1697
〒400-0192
山梨県甲斐市篠原2610
電話:055-278-1697
- みなさまのご意見をお聞かせください
-
- 現在のページ
-
- ホーム
- 観光・文化・スポーツ
- 文化・生涯学習
- 文化財
- 市指定文化財
- 信玄堤絵図
更新日:2019年04月01日