袴腰天神本殿 附 棟札2枚

金剛寺境内にある鎮守としての袴腰天神の写真

 袴腰天神は金剛寺の鎮守として、その境内に祀られています。

 もとは、山県家の屋敷神として崇敬されていたと伝えられています。本殿の造立年代は明らかでありませんが、棟札から山県大弐の父山三郎により享保4年(1719)に遷宮の後、宝暦8年(1758)山県昌樹、山県昌貞(大弐)兄弟が本願人となって修理を加えたことが伺えます。

 建物は、高い石垣積み基壇の上に建ち、一間社流造、鉄板葺でもとは桧皮葺屋根でした。一部に後補があり、また平成18年には保存のための覆屋が設置されましたが、構造形式や細部手法によって江戸時代中期の遺構と考えられ、山県大弐の由緒をもつ建物として注目されます。

(平成2年12月5日市指定 (建造物)) 

所在地

甲斐市篠原(金剛寺)

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習文化課 文化財係

〒400-0192
山梨県甲斐市篠原2610
電話:055-278-1697
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更新日:2022年07月06日

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