ダンボールコンポスト通信 Vol.1

ダンボールコンポスト実証実験の途中経過について情報を発信していきます。

今回の実験では市役所内の食堂から出る生ごみを使用しています。

(食堂従業員のみなさん、ご協力ありがとうございます!)

ダンボールコンポストの説明については下記リンクをご覧ください

第1週 5月16日(火曜日)~5月21日(日曜日)

5月16日(火曜日) 初めて生ごみを投入しました。

(写真)生ごみが投入されたダンボール

左:ピートモス 右:剪定枝チップ

(写真)カバーがかかったダンボール

Tシャツを加工したカバーをして虫の侵入を防ぎます。

5月19日(金曜日) 変化が見られないので微生物の活動を促進させるため水と廃食油を投入。

(写真)水が投入されるダンボール
(写真)廃食油が投入されるダンボール

第1週の記録

(表組)第1週の記録

今週は目立った変化は見られませんでしたが、19日に投入した水と油の効果に今後期待です。

第2週 5月22日(月曜日)~5月28日(日曜日)

5月22日(月曜日)白カビが発生しました!調べたところ、正体は「糸状菌」や「放線菌」とのこと。

ごはんやうどんの周りに多く付着しています。

水と廃食油の効果でしょうか、微生物が活動し始めた証拠です。

(写真)白カビが発生したダンボール

左:ピートモス 右:剪定枝チップ(5月24日撮影)

(写真)ダンボール内の白カビが拡大した様子

ピートモス 白カビ拡大(5月24日撮影)

(写真)白カビが表面全体に拡大した様子

時間の経過とともに白カビが表面全体に拡大
ピートモス(5月26日撮影)

(写真)チップ内で小さな虫が徘徊している様子

剪定枝チップ(5月26日撮影)

良く見るとダニのような小さな虫が徘徊しています。

ピートモスには見られませんので、もともと枝に生息していたのでしょうか?

第2週の記録

(表組)第2週の記録

週の始めは剪定枝チップの方が白カビの発生量が多く、温度もあたたかかったのですが、ピートモスも週末にかけて温度が上がり、白カビの発生量も徐々に増えていきました。

剪定枝の虫が今度どうなるのか気になるところです。

第3週 5月29日(月曜日)~6月4日(日曜日)

(写真)大きさが約半分になったから揚げ

ピートモス 5月16日に入れたから揚げ(6月2日撮影)

大きさは約半分、中はスカスカに。

(写真)残存するカニの足やたまごのカラ

剪定枝チップ カニの足やたまごのカラが残存(6月2日撮影)

その他に玉ねぎ・長ねぎの皮も分解されずに残っています。

(写真)ピートモス内の温度計測が約36℃をさしている

ピートモス 温度計測約36℃(6月2日撮影)

思ったほと温度が上がっていないので、廃食油を投入しました。

先週剪定枝チップに発生した虫は、コナダニであることがわかりました。

食品の分解を促進する虫で、人体への影響は少なく、放っておいても問題は無いようです。

第3週の記録

(表組)第3週の記録

第4週 6月5日(月曜日)~6月11日(日曜日)

とうとうピートモスにもコナダニが発生(6月8日)。

また、温度もなかなか上がらないのでダンボールコンポストの先輩(コンポスト歴数年の甲斐市在住の方)に来ていただき、アドバイスをもらいました。

「微生物が好む肉や魚が少なく栄養不足であり、水分が足りない」とのこと…。

6月9日に米ぬか400グラムと水を大量に投入し、6月11日には温度が50℃前後まで上昇しました。

(写真)米ぬかが投入されたダンボール

米ぬかの投入(6月9日撮影)

近くの農協の自動精米機から分けていただきました。

(写真)ピートモス内の温度計測が約50℃をさしている

ピートモス温度。初めて50℃を超えました!(6月11日撮影)

6月6日(火曜日)に、ある新聞社の取材を受けました。ホームページを見て興味を持っていただいたようです。

このダンボールコンポストをきっかけに、「一人でも多く方がごみの減量化に関心を持っていただきたい」との思いで情報発信を続けてきた甲斐がありました。
今後も経過報告を積極的に行っていく予定です。

第4週の記録

(表組)第4週の記録

そろそろ1ヶ月が経過するので、第5週は切り替し(土を一度取り出して撹拌すること)を予定しています。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課 生活環境係

〒400-0192
山梨県甲斐市篠原2610
電話:055-278-1706
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更新日:2019年04月01日

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